今日も読書

 んー、何となく西尾維新の小説が他にも読みたくなってきたので「きみとぼくの壊れた世界」なんつうものを読んでみたりしたわけです。まあ純粋な知的好奇心な発露とでもいいましょうか、あれです、私ってこういう話好きですからね。決して不純な動機など無いと宣言しておきます。そんなことは有り得ないのです。
 しかし、これだけ言っても信じてくれない人はいるかもしれませんというかいましたので――――『どうせ表紙に惹かれたんだろクズがぁっ!』とか思った奴、歯ぁ喰いしばれ。…………ごめんなさいと平謝りしてやるから。


 などと宣言する私は選挙権も持っている年齢。いい加減、精神的に真人間になりたいと強く思う今日この頃。
 

 で、どうでも良いけど感想。
 んー、この人の作風は飽きるなあ。ぶっちゃけて前も書いたけど、この作者さんの話は推理小説としては余り機能してないような内容なのですが、それでも物語の最後に一般的に予想されうるラストとは異なったものが据え置かれているので、そこが真新しい印象を受けたわけなんです。私的には。
 けど、それも何というか、その形式が作風になってしまうとどうだろうという話なのです。『んー、普通だったらこう終わるけど、この作者ならこう終わるかな』ってな適当な予想が出来るようになってしまうというか、免疫ができるというか。毎回、斬新っぽいような終わり方だと何だかなあ、って思うのです。
 それと登場キャラのぶっとび具合もどうだかなって印象ですね。程度は恐ろしく少ないですけど、まるで『デビル17』を読んだ時と同種の後味の悪さがありました。勿論ながら『デビル17』は焼き捨てようかと思うくらいにつまらなくて、この話は面白かったという明確にして超えられない差異はあったわけなんですけど。
 まあ、ふじみファンタジアの二倍くらいの値段なんだからもうちょっと頑張って欲しかった。続編出れば惰性で買うような脳内ランクですかね、これは。




 うーん、それにしても本の批評気取りをやると雑記が埋まるという新事実発見。これからもネタに困ったら調子に乗ってみようかな。まあ、貧乏な私が高い金払って買ったんだからこれくらい許してって感じです。
 ちなみに私に文章を論評するような才能は全く無いということも付け加えて記しておきます。