最近読んだ本の話

 というわけで、『村上 龍』の『タナトス』を読み終わりました。
 大学の図書館に行った時、ふと目に入った本の題名に惹かれて(←ここ重要)手にとってみれば、私の嗜好と案外にもマッチしていたために僅か二時間で読み終わりました。登場人物の一人の精神の壊れ方が秀逸というか、私も文章でアレくらい壊せたらなあ、なんて危ない妄想をして止みません。
 あ、もちろん分類するならシリアスな本です。暇があったら読んでみると面白いかもしれません。一人称の二重螺旋っていう、わけ解らん印象を受けたりもした個人的には久々の当たり。
 だけど、嫌いな人は嫌いかもしれないアクの強さを持っているかもしれません。と、書いておいて面白くなかった時の言い訳も併記しておきますがー。