天啓に導かれた

 私こと暇人は朝起きて、ふと思った。

「やっぱ、清瑞はツンデレじゃないといかんのだよなあ」


 などと早速にも意味不明な出だしから始まってしまった雑記ですが、やはりこれは真理をついているというか朝っぱらそんなこと思いついて病んでるな私とか、デレ期が長すぎることは清瑞というキャラクターの持ち味を薄めてしまうのではなかろうかと思ったりする今日この頃。
 思えば火魅子伝のゲームが出された時代。まだグレ吉先生もマイナー漫画家でしかなくて、もちろんエアトレックとかそんなものも無かった時代。あの頃に颯爽と現れたツンデレキャラが清瑞でした。
 かの時代を生き抜いたおじ様たちにはよく御理解いただけると思うのですが、あの当時は火魅子伝キャラクターのファン層が三大派閥に分かれておりました。


 第一の派閥、伊万里派(通称イマラー、イマリスト;後に嫌深川派と、ありがとう深川派に分裂する)
 第二の派閥、志野派(通称シノニストもしくはシノラー;ただし当時の社会現象となった、篠原ともえシノラーと被るのでシノラーはやがて廃れてしまった)
 そして最後にして最大の派閥、清瑞派(通称 ……何か特別な呼び名は無かったような気がする。「いづな落としっ!」とか叫んでいるアホな子は多かったですが)


 この三大派閥の中でも清瑞派が最大勢力であったことは当時の状況を振り返ってみても明らかなので検証したりはしませんが、敢えて理由を語るならばやはり清瑞のみが持ちえた固有能力ツンデレが均衡を打ち破る原動力になったことは疑いようが無く、ちょっと山人とかちょっと儚いとか言うテイストの違いはあるにせよ、同じ火魅子候補であった二人に後背を見せ続けることができた強さの秘訣だったのかと思います。
 その清瑞ですが、小説で七巻あたりまではまあ、良い雰囲気でツンデレやってたんですけど、もうそこからはデレ期入りっぱなしなのですが、ゲームから火魅子伝を知った私としては、またツン期に逆戻りしてくれないかなあという視線で眺めているわけでして、(ていうかもうあそこまで行ったら無理なんでしょうが)そんなことを色々と考えていたら朝起きて直ぐに冒頭のような台詞を呟いてしまうまでになってしまいました。


 とか何とか冷静に振り返ってみると気持ち悪いな私。今年中に真人間に戻ることはできないような気がしてきました。どうしよう。


PS
 まったく関係ないですが、当時の私は恐らく最小派閥の織部派に属しており合言葉は「闘魂列伝」。
 しかし現在ではそこから激しい時代の波に揉みくちゃにされていくうちに自分でも何派か解らなくなってしまったという状況に追い込まれてしまったのでした。ダメダメだな。