そして世界は動いていた

　で、私が世俗との関わりを断っていた時間に、世間様ではFFでおなじみのポーションが発売されていたようで。
　何だか知らないですけど、合格祝いーということでもらいましたよ、ポーション。

　そして、あの青いボディを一思いに一口で飲んでみました。
　すかさず叫ぶ私。

　飲む飲むガンガン飲む。
　まるで母乳を貪る赤子の如く、烈火の勢いでポーションを飲み続ける私。
　そして知り合いに遠慮など見せずに「もう一本！」と叫ぶ。
　すると知り合いは菩薩のような笑顔を見せて、もう一本ポーションを持ってきてくれる。何ていい奴だ。そんな風に感心しながら、更にもう一本を飲み干す。

「マジうまいってばポーション！」

　もう馬鹿みたいにFFⅤでのポーション使った時の効果音を頭の中で響かせながら私は飲み続けたわけですよ。あの青液体を。
　そして、そんな私に友人が一言。

「そーいや、これって青色一号っていう着色料が使われとるとって〜♡」

ガッデム！　百辺死ね友人！

　つまり私は残飯処理班だと言うことを再確認した一日でした。
　しかしまあ、私的にポーションの味は美味しかったので救われましたが。